－信永さんはバスがお好きで運転士になられたと聞きました。バス好きが本当にバス運転士になるというのは驚きなのですが、応募のきっかけは－

元々車の運転は好きでしたし、大きな車も好きです。一番大きな乗り物に乗りたい、できたら大きいのに乗りたいという夢は、運転が好きならみんな持っていると思いますよ。

バスは子供の頃から好きでした。乗るのも、近所の車庫にバスを見に行くのも楽しみで。大人になってリードライナーを利用するようになり、運転士さんのスムーズな運転や優しい言葉に憧れて、自分もこんな仕事がしたいと思うようになりました。

－本当にお好きなんですね！では前職からこの仕事に就かれた経緯というのは－

前職は営業職でした。広島出張でリードライナーを利用した時、待合室で「もう今の仕事を辞めてリードライナーを運転したい！」と思い、チャンスと思って窓口に「応募ありますか？」と問い合わせました。

－それはすごいタイミング！窓口や営業所で驚かれませんでしたか－

ちょっと驚かれましたよね（笑）乗車前だったので面談のアポイントを取り、後日営業所長との面接に至りました。

－それはかなり早いですね！では憧れのリードライナーにも乗務されるようになったのですか－

はい。今でもバスセンターではバスをずっと眺めてしまうほどバス好きですし、ずっとリードライナーを運転してみたかったので、夢がかなったと思います！高速バスとはいえ、高速に乗るまでは下道や市内を走行するわけじゃないですか。当然狭い道やトラックとすれ違うこともあるわけです。お客様に安心して心地よくご利用いただきたいので、狭い道をスムーズに乗りこなす時はやりがいを感じます。逆に狭い道ほど燃えますね（笑）

－高速バスは長時間の運転になりますが、体調管理や疲労回復など気を付けられていることはありますか－

休憩時間はぼーっと過ごして疲れを取っています。健康管理は運転士の基本だと思い、最近ウォーキングを始めました。運動をするとよく眠れますし、元気になって安全運転にもつながります。前職は営業職で勤務時間が不規則だったせいか、寝つきも悪かったのですが、今はスッと寝られます。